演劇は映画と違い映像として残らないのでランキングされても今さら観れない・・・後の祭りだけどランキングいって見よう!
TV演技者でも話題になった。1幕もので現実と同時進行2時間の話。普通でありふれた人々なのに、すごく役作りがされて作り込まれている。こんな芝居が作っていけたらいいなぁと思った。
以前「さかしま」という作品をビデオで見た時理解できなかった。生で観てその素晴らしさを理解。懐かしさ愛しさが溢れていた。維新派は生でなければいけないと思う。東京でももっと公演をして欲しい。
荻野目慶子が絶望を突き付けられても実感として把握できない女を好演。本当に幸薄い女に思える程演技が光る。康本雅子のダンスが芝居の味わいを深くしていた。ラストのバスタブのシーンと、あの愛をもう一度の熱唱が印象的。伊勢志摩が好きになった作品。
初日と楽日に観る。「深津絵里が初演の毬谷友子より劣る」と新聞に書かれた事に本人が奮起したのが明らかにわかる程楽日に成長していた。声キチガイ深津に感服。
井上ひさしの脚本の良さは言うまでもないが、大滝秀治の役の深さに感動。取り上げている題材は戦争責任等、今の若者には受けないのかもしれないが、まずは騙されたと思って多くの人に観てもらいたい。
おもしろい!この一言につきる。ここまで笑いにこだわる三谷に感服。それに答える伊東四朗、角野卓造が素敵。八嶋さんの好演が光る。
笑いあり、歌ありで角野さんはやっぱりすげー役者だと再確認。文学座は古臭い芝居しかしないという杏の概念が打ち破られた作品。
招待で観に行く。客席ガラガラだが、その当時今以上に無知だった杏は杏なりに役者の心の動き、芝居の雰囲気に感動を受ける。でも当時の担任(プロの演出家)O内に「あんな芝居カスだ!」とバカにされる(笑)
観終わった後、中学生くらいの女の子の「結局何がいいたいの?」の質問に母親が「戦争が悪いって事」と答えていたのが印象的(笑)野田ってすげーなーっと素直に感心。松尾スズキの壊れ具合もマッチしていた。
初三谷。唐沢の好演以上に角野さんがただの幸楽のラーメン親父じゃない事に驚く。
今は亡き平和堂ミラノ脚本。全部の役を男女関係無く全役者が演じるという偉業を成功させていた。とっても丁寧に作られていた。ラストの照明が素晴らしかった。
初めて自分でチケットを取って観た芝居。パワーマイムに衝撃を受けた。まだ無名だった佐々木蔵之助の悪役も印象的。